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日本人的幸福感为什么这么低?

发布时间:2016-03-07 10:53来源:未知作者:华兴日语

経営大学院(ビジネススクール)で「ビジネス・コミュニケーション」という講座を担当している。使用言語が英語なので、留学生の受講も多い。今期は10名の学生が登録していて、そのうちの半数の5名がフランスからの留学生。他にバングラデシュ人、韓国人、そして日本人となっている。

我在经营大学院(商务学校)担任“商务交流”这一课程的讲师。由于授课时使用的语言是英语,所以很多留学生前来听讲。这一次有10名学生报名参加,其中有5名学生从法国来的。其他还有孟加拉国人、韩国人还有日本人。

プレゼンテーションとディスカッションが中心の参加型クラスで、他の国の人たちはどのように考えているかを知り、世界の人に自分の意見を効果的に伝えるにはどうすべきかを学んでいる。先日は「幸福」について議論をやってみた。その様子を一部紹介しよう.

课程是以演讲和讨论为中心的学员参与型教学,可以知道别的国家的人们有着怎样的思考方式、学习该怎样把自己的意见有效地传达给对方。前几天我们就“幸福”为主题展开了讨论。现在将当时的一部分场景介绍给大家。

バングラデシュ人「幸せすぎて気絶するほどなのに」

孟加拉国人“明明幸福地简直要窒息了”

アメリカのピュー・リサーチ・センターの調べによると、日本人で幸福に感じている人は全体の43%に過ぎないとのことだ。これは先進国の中で最低レベルの割合であり、アメリカ(65%)、ドイツ(60%)などよりずっと下だ。

根据美国Pew Research Center的调查,拥有幸福感的日本人不到全体人数的43%。这是发达国家中的最低水平,比起美国(65%)、德国(60%)更低。

日本より下なのは、経済危機に見舞われているギリシャ(37%)のみ。新興国でも中国(59%)、ブラジル(73%)、メキシコ(79%)、インドネシア(58%)等々、日本人より幸福に感じている国民が多い。インド(44%)、ロシア(43%)あたりが日本に近い。

比日本幸福度低下的发达国家只有正在遭受经济危机的希腊(37%),一些新兴国家比如中国(59%)、巴西(73%)、墨西哥(79%)、印度尼西亚(58%)等,也有很多比日本幸福度高的国家。印度(44%)、俄罗斯(43%)与日本相近。

我がクラスメイトの出身地をみると、フランス人は51%が幸福だと答えていて、ドイツより下だが日本よりは上。韓国は47%で、日本と大差ない低レベル。しかも韓国は自殺が世界で最も多い国の一つであり、千人当たりの自殺率は日本の約1.5倍となっている。お隣の国も幸福感がかなり低いといえよう。これについてこんな発言が出た。

我从学员的出身地来看,法国人给出的幸福度为51%、虽然比德国低但是比日本高。韩国是47%,与日本不相上下地处在低水平。并且,韩国是世界上自杀率最高的几个国家之一,以千人为基准,自杀率约是日本的1.5倍。可见邻国的幸福度同样很低。对此,学员们有着这样的发言:

「バングラデシュの基準からすれば、先進国の人は全員が夢のような生活をしている。私の国の庶民が日本人のような暮らしができるようになったら、幸せすぎて気絶してしまうかもしれない」(バングラデシュ人・W氏)

“以孟加拉国的基准来看,发达国家的人们全员都过着梦幻般的生活。我国人民要是能像日本人这样生活的话,可能会幸福地窒息了。”(孟加拉国人・W)

「フランスの若年失業率は25%。日本は6%。フランスの就職椅子取りゲームでは、若者4人に対して椅子は3脚しかない。日本は貧富の差が小さいそうだし、医療費が安く、寿命が世界一だと聞く。人々は親切で治安が良く、生活も便利。留学生としてこちらにやってきて、本当に住みやすくて良い国だと実感した。なぜ幸福と感じられないのかわからない」(フランス人・A氏)

“法国的年轻人失业率为25%,日本只有6%。将就职活动比作抢椅子游戏的话,4个人对应的只有3把椅子。听说日本的贫富差距很小,医疗费用也很便宜,平均寿命为世界第一。国民为人亲切,治安良好,生活也很便利。作为留学生来到日本能够切实地感受到日本真是个容易生活的地方。不明白为什么日本人的幸福感如此之低。”(法国人・A)

日本人「逆にフランス人は、仕事がなくてなぜ幸せなの?」

日本人:“相反,法国人没有工作为什么还能感觉幸福?”

一方、韓国については、私がこう言った。

另一方面,对于韩国,我这样说道:

「過去半世紀で、世界で最も発展したのは韓国。第二次大戦後、一人あたり平均所得が1,000ドル、平均寿命が40歳代という時代が長く続いた。当時の韓国は、今のアフリカに多くあるような典型的な貧しい独裁国家だった。それが今や日本のライバルにまでになった。ほとんどの韓国人は、生活水準の大幅な改善を実感しているはずだ。」

“在过去的半个世纪中,世界上发展最快的国家便是韩国。在第二次世界大战之后,每人的平均所得为1000美元,很长一段时期平均寿命只有40多岁。当时的韩国,是如同现在在南非经常能看到的状况一般,是一个典型的独裁式贫穷国家。然而现在已经是与日本势均力敌的对手了。所有韩国人也该都有生活水准大幅度提高的实感吧。”

議論は進んでいく。

讨论继续深入。

「人生に生きがいを見出すのに、宗教は非常に大事。経済的にこれだけ豊かなのに『不幸だ』と感ずるのは、宗教心が欠けているからでは?」

“为了发现人生的价值,宗教相当重要。在经济上已经如此富裕了却还能感受到‘不幸’,是不是因为缺乏宗教信仰呢?”

バングラデシュ人で敬虔なイスラム教徒のW氏は、このように言う。グッドポイントだ。続いて韓国人の学生はこう発言した。

孟加拉国人同时也是虔诚的伊斯兰教徒的W同学这样说道。这个着眼点非常好。接着,韩国学生这么说道:

「社会の発展段階によって、人々の気の持ちようは変わってくる。人々が豊かになり、教育程度が上がり、社会が複雑になってくると、かえって不安が増大していくということがあるのではないか」

“根据社会发展的阶段不同,人们的想法也会随之改变。当大家都变得富裕、教育水平提高、社会也变得更加复杂时,反而增加了不安的因素吧。”

これも良い分析。フランス人が日本人よりも幸福に感じることについては、逆に日本人から「仕事がなくて、どうして幸せに感じられるの?」という質問を引き出すことになる。堂々巡りだ。

这也是不错的分析。对于法国人比日本人更能感受到幸福这一点,相反日本人会觉得“连工作都没有,何谈幸福?”。问答一直在兜圈子。

生活に満足するかどうかは「自分の内面」の話だ。

对于生活是否满足总归是“自己内心”的感受。

結局、こうやって議論をしていっても、全員が納得するような結論に到達するわけではない。しかし、議論によってお互いの理解が深まっていく、ということが大事だと思う。他人を知ることで、自分のことをよりよく知ることができる。

结果,即便展开了如此讨论,也不能够得出令全部人员都能够接受的结论。但是,通过讨论可以增加彼此的相互了解,我认为这很重要。在了解他人的同时,也会加深对自己的认识。

所得と幸福度は必ずしも比例しない、というのは良く知られた事実である。あるレベルまでは所得が上がれば幸福感も上がるという関係性が見られるが、それを超えると所得と幸福度の相関関係はほとんどなくなる。先進国の多くの人は「食べていくのがやっと」というレベルはクリアしているので、幸福感を得るためには、それ以外の「何か」が必要ということだろう。

收入和幸福度未必成正比,这是众所周知的事实。在一定程度内,幸福感会随着收入而增加,然而一旦超越了那个界限水平,收入和幸福度便失去了关联性。发达国家的很多人都已经突破了“终于不用愁吃穿了”这一界限,那么为了获得幸福感,在“基本需求”之外还需要些什么呢?

環境を改善するのは大変なことだが、生活に満足するかどうかは自分の内面の話。小さいことに喜びが感じられるような性格であれば、ハッピーな人生を送れるだろう。そんなことを考えながら授業を終えた。

虽然说改善环境是一件十分不容易的事情,但是对于生活是否满足总归是“自己内心”的感受。如果你是连一点点小小快乐都能感知到的性格,应该能度过充满快乐的一生吧。我们一边思考着这个问题一边结束了这次的授课。

文章来源:华兴日语(www.yalianedu.com)


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